2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧
製造業におけるコンプライアンスの遵守とは 昨今では、製造業においても法令遵守としてのコンプライアンス遵守が一般的な言葉として浸透していますが、実際の世の中の企業活動をみてみると、製品出荷時の品質検査で検査データの改ざんや試験方法の不適切な運…
量産化プロセスとは 一言で言うと、顧客からの受注から始まり、製品もしくは部品の量産開始までの一連の取り組み過程を量産化プロセスと言います。基本的には各企業で制定せされており、このプロセスに則って開発を進めれば問題はありません。11項で記載した…
豊富な知識力 製品設計者は数多くの部品やモジュールを使用して製品を設計している為に、その部品を使いこなすべく豊富な知見を持っています。ユーザと対等に技術討議をするためには自身の設計したデバイスのみならず、そのデバイスが使われる製品の知識もあ…
設計マッチング 設計物は顧客に使用されて始めて意味を成すものです。完成品の場合は、最終消費者である一般ユーザを対象としていますのでばボタンの押しやすさや、警告色、警告音量、塗装の剥がれにくさなどが重要になります。 そのようなヒューマンインタ…
デザインレビューとは 設計から量産までの過程では設計しているものが量産できうるものかの検証を試作の都度実施します。その検証をデザインレビュー(設計検証)と言います。基本的な設計から量産までに行うDR(デザインレビュー)の一例は次の通りです。 机…
信頼性試験とは 4項でも述べましたが製品を量産するためには信頼性の確保が必要です。信頼性とは仕様として決められた周囲環境に耐え得る性能を有しているかどうかということです。基本的な試験として、高低温保存、高温高湿動作、高低温動作、冷熱衝撃、振…
製品設計において、まず動くものを創ることはとても重要なことですが、芸術品でもない限り一品ものでは頂けません。世の中広く行き渡る製品として成り立たせるために、なぜ、所望の性能・特性・機能が発揮できたたのかを確実に自身のモノにして、大量生産が…
量産移管とは 幾度かの試作評価・検証および定められた信頼性試験を合格すること(機能部品(モジュール)ではユーザー承認の取得をしていることも条件の一つ)で試作品の問題点が無くなり設計が完了したということが関係部門合議の上、最終承認者によって認…
設計ドキュメントの種類 設計した製品が商品として世の中に生み出される前の製造段階においては、製品が製品として成り立つことを証明するものとして次の様なものを文書化しておく必要があります。 製品仕様書:設計した製品を使用して頂くユーザに「これを…
ユーザーインターフェースについて 一定の機能を持った電子回路モジュールや電子回路ユニットが別のエンジニア(あるいは顧客のエンジニア)が設計した回路ユニットと接続されて使用される際に、それぞれの回路ユニットの接合部(接続部)をインターフェースと言…
回路設計者が行うべき機構設計とは 回路設計者に製品キャビネットのような複雑な機構設計は不要と思いますが、例えば、電子回路から輻射される電磁波ノイズ抑制用に使用するシールドケース(シールドカン)のような簡易な機構部品の設計程度については、自身…